人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エコノミーシートからのアップグレードの方法

エコノミーシートからのアップグレードの方法


 今回、とても久しぶりに飛行機の座席がエコノミークラスから、ビジネスクラスにアップグレードされた。思い起こしてみると、前にアップグレードしてくれたのはいつだったか。結構前で2012年の冬の時だろうか。でも、その時はシンポジウム等のあとで、かなりつかれていて、食べたり飲んだりせずにずっと寝ていた記憶がある。CAさんが心配してくれたほどだから。。。


 今回乗った飛行機は、ボーイング7878という羽田・伊丹線等でも使われる機材であった。この機体には、国際線によくあるプレミアムエコノミーシートが準備されておらず、エコノミーとビジネスクラスという席の構成であった。そのため、エコノミークラスからのアップグレードがいきなりビジネスクラスへ、という近年のJAL国際線には珍しいことが起きたのである。

 もちろん偶然なのだが、この機会にエコノミークラスからビジネスクラスへどうしたらアップグレードできるのかまとめておきたい。ちなみに偶然アップグレードしてもらったことを「ラッキービジネス」と呼んでいる。


 これを読んでくれている方に今更ビジネスクラスとは、と説明するのは不要とも思えるが、一応説明しておこう。


「飛行機のビジネスクラスとは、超快適に空の旅ができる席」と定義することができる。


1:まず飛行機に乗る前には、専用ラウンジで優雅に過ごせて、あまり待つことなく飛行機に搭乗することができる。

2:飛行機に乗ると上着などは、CAさんが預かってくれて、優雅に離陸の準備ができる。

3:心に余裕がありながら離陸すると、そこからウエルカムドリンクに始まる一連の充実した食にまつわるサービスが着陸直前まで施される。

4:席というよりもスペースが提供されているようなもので、そこで座ろうが寝ようが仕事をしようが自由である。

5:着陸したあとは、かなり早く機体から出ることができ、パスポートコントロールは、ファストレーンを通ることができ、荷物もエキスプレスで出てくるので、次の仕事を早く始めることができる。

 つまり何から何まで優先され、たとえ12時間のフライトでもまったく疲れを感じる心を微塵も抱かせない、というか抱かせてくれない。極上のひとときである。


 さあ、エコノミークラスで買った私たちがどうやったら、その幸せな時間を手に入れることができるのだろうか?いくつか方法がある。


グレードアップの方法

 おもにエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードするには、次の3つの方法がある。

1:持っているマイルを使い、アップグレードする。

2:チェックインカウンターで差額を払い、ビジナスクラスの権利を購入する。

3:チェックインカウンターもしくは搭乗口カウンターで、本日エコノミークラスが満席のためという理由でビジネスクラスにアップグレードされる。ただ国際線の場合、通常は一つ上のクラスのプレミアムエコノミークラスになることが多い。


1:マイルさえ持っていれば、マイルを使うことでアップグレードすることができる。ロンドンやパリのヨーロッパ線だと大体片道26000マイルぐらい。ホームページや電話で申し込みをすることができる。3つの方法の中では、確実性が高い。ただ、マイル用の席はどうも限られているようで、100パーセントではないと聞く。


2:チェックインカウンターで本日上位クラスに余裕があるので、いかがですかとプロモーションされることがある。毎回ではない。極めて稀にという感じ。ただ案内はたいがい置いてある。今回も置いてあった。確かプレミアムエコノミークラスにへのアップグレードで片道4万円ぐらい。前にANAでヨーロッパに行くときにビジネスクラスへのアップグレードが3万円でプロモーションされ、渋っていたが一緒に行く先生がいいじゃんんか払っちゃえよということになり、自腹を切ったことがあった。席に余裕があるとき、払える財布と気落ちの余裕があるならば、確実性は高い。なお、JALのホームページによれば、当日に席に余裕があればマイルでもアップグレードできるとのことである。


:これは完全に運任せだが、カウンター等でいきなりアップグレードを宣告される。この瞬間の幸せ感は半端ない。飛行機に乗る12時間が幸せに満ちている。これがあるからついつい期待してしまうし、飛行機キャリアもマイルをためるために変更しにくくなる。


 こうして見てみると、1と2は自力によるものであり、3は他力によるものなので、1と2はアップグレードの方法として適切である一方、3は方法とは言えないのかもしれないが、結果アップグレードされるということで、ご了解いただきたい。


 まず、自分が置かれている状況を説明しておこう。というのも、必ずしも当てはまるとは限らないし、初めて乗ったという人でも偶然アップグレードしてもらえることはあるし、実際にそういう人を見ている。


JALの利用状況

 自分は、普段、飛行機会社はJALを使っている。国内線の利用は年に1回程度。そのほか年に2回の日本とイタリアの往復に使う。通常はパリ経由でナポリの往復に使うことが多い。その際、席はもちろんエコノミークラス。マイレージクラブ付きのクレジットカードは年会費を1万円程度払うゴールドを持っている。1万円払うとマイルの積算率が良くなり、日常のカード払いでもマイルが溜まっていく。そして、最も便利と思っているのは、エコノミークラスで買っていても、比較的空いているビジネスクラスのカウンターでチェックインできることである。

 年に2回のヨーロッパの往復だが、年によっては、往復の時期がずれて1年の間に3回往復することがある。そうすると翌年はマイレージの上級会員になることができる。上級会員と言っても一番下のクリスタルであり、メリットはほとんど無い。乗ったときにクリスタルという表示が出るくらい。

 なお、現状3月まではクリスタルの会員となっている。


 こうした自分が今回エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードされたわけだが、前兆がなかっったわけではない。実は前回夏にイタリア行くときにも同じことがあった。それを振り返ってみる。

 アップグレードされる時の特徴としては、まずチェックインカウンターで割と時間がかかる。地上アテンダントの方がパソコンをカチカチし、場合によっては電話をどこかにかけている。そして、前もって予約した席の券が発券される。


 そして、搭乗口に行く。登場開始の15分ぐらいになり呼び出される。そして、本日エコノミーが一杯なので席の変更をしたいと言われるいう流れ。昔は窓口で変更されることがあったが、ここ2回はいづれも搭乗口で変更。因みに前回はプレミアムエコノミーへのアップグレードを提案いただいたが、席が3席の真ん中ということで、アップグレードをお断りした。


 こうしたことから推定すると、おそらくチェックインカウンターの段階で、ある程度変更の方向性は決まっているのかもしれない。ただ、予約していたのに来ないという人がいることもあり、満席になったら変更願おうということなのかもしれない。だから、予約していた人が全員来なければ、席に余裕があるのだから、アップグレード予定(候補)もキャンセルになりそのままエコノミークラスに座ることもありえるだろう。


 このときに重要なのは、以下の点だろう。

1:個人旅行のお客で、人数が1人であること。当然少なければ動かしやすい。

2:個人旅行客が複数いたらどうするかとなると、やはりそこはお金を落としてくれているマイレージの上級会員が優先されるだろう。


 こうしていつも期待しながら、チェックインするのである。


by somma2004 | 2020-02-16 11:54 | ソンマ ヴェスヴィアーナの日常
<< 2020年 ソンマの調査は中止 アリタリア航空の朝食 >>